1/14『ウロボロス』シネ・ヌーヴォ
映画を通してパレスチナに出会う市民上映会 Vol. 3
『ウロボロス』(監督:バスマ・アルシャリフ)
2024年1月14日 [日] 12:20- &アフタートーク
【会場】シネ・ヌーヴォ(大阪市西区九条1-20-24)
【トークゲスト】田浪亜央江さん(パレスチナ文化研究)
【鑑賞料金】一般1,500円/学生1,000円 ※各種割引なし、招待券・回数券使用不可
・1/7(日)朝10時より劇場窓口・オンラインでチケット販売スタート
・お預かりした鑑賞料金は全額、パレスチナで人道支援を行う団体に寄付します
・バリアフリー字幕・音声ガイドの対応はありませんが、アフタートークは、UDトーク対応可能です。
◎上映会第3弾は、大阪市民に愛され続けるミニシアター、シネ・ヌーヴォにて。新作から名画、特集上映、アートハウスなど幅広い作品を上映している下町・九条が世界に誇る映画館です!
【上映作品】
『ウロボロス』OUROBOROS
監督:バスマ・アルシャリフ/2017/77分
言語:英語、チヌーク語、イタリア語 /字幕:英語、日本語
第11回恵比寿映像祭上映作品
破壊と忘却が今なお繰り返されるパレスチナ、ガザ地区からこの映画は始まる。アメリカのLAとモハーヴェ砂漠、イタリアの古都マテーラとマルティナ・フランカ、フランスのブルターニュ…。古代の記憶を宿す土地土地を巡りながら、男は別れの痛みを繰り返す。寄せては返す波、沈む太陽、昇る月…。反復し、揺らぎ、逆流する時間のなかでカメラは浮遊し、やがてイメージはガザの海岸へと回帰する。記憶と時間をめぐるこの実験的映画、あるいは映画的実験は、自らの尾をくわえ死と再生の象徴と化した蛇<ウロボロス>の名を持つ。
世界各地の芸術祭・映画祭で作品を発表してきたアーティスト・映像作家、バスマ・アルシャリフ監督による初長編作品。
パレスチナ人の両親のもとクウェートに生まれたアルシャリフ監督は、幼いころフランスに移住し、のちにアメリカへ。ベイルートやアンマン、ガザなどを渡り歩きながら作品制作を行い、実験的な手法で植民地主義と対峙してきました。
日本では2011、2015年に山形国際ドキュメンタリー映画祭で短編『私たちは距離を測るところから始めた』『虐げる者たちよ』が上映。『ウロボロス』は第11回恵比寿映像祭、あいちトリエンナーレ2019で上映されています。
◎上映後のトークゲストには田浪亜央江さん(中東地域・パレスチナ文化研究)をお迎えします。広島市立大学でアラビア語や中東地域の芸術文化について教える傍ら、この10年あまりはヨルダン川西岸地区でのパレスチナの文化活動 (パフォーミング・アート)の調査に力を入れてこられた田浪さん。10月7日以降はパレスチナの現状を伝え、ガザでの停戦を訴える運動を精力的に続けられています。
主催:本庄からパレスチナへの会
協力:東京都写真美術館/恵比寿映像祭、シネ・ヌーヴォ
『ウロボロス』日本語字幕協力:出口結美子
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