『ウロボロス』上映報告

『ウロボロス』(バスマ・アルシャリフ監督)上映会、大盛況で終わりました!お越し頂いた皆様、ゲストの田浪亜央江さん、全面協力して頂いたシネ・ヌーヴォさん、ありがとうございました。

ガザで始まりガザで終わるこの映画。社会的・歴史的背景を解説して頂きながら長年パレスチナ文化研究をされている田浪さんならではの解釈をお話し頂きました。映画の中で自由自在に時空を超え彷徨うカメラ。観る側も迷子になりながらもそれぞれの意味を見出そうとする、繋がろうとする行為自体が、閉鎖や分断、暴力に抗おうとするディアスポラの監督の意図だったのでは、と田浪さんのお話を聞きながら思いました。一人一人が難解な世界と向き合う事に自覚的になる時間だったのではないでしょうか。

お預かりした入場料100500円は、ガザ内の事務所が攻撃を受け、ボランティアの人達の犠牲者も出ながらも活動を続けるパレスチナ赤新月社に寄付させて頂きます。

本庄からパレスチナへの会

大阪の片隅(本庄)から、映画を通じてパレスチナを考える会です。